舌の上にずっと ちょこっとのっているようだった。
やっちゃんも私もいつも、 「美味しいなぁ・・」とシアワセにひたっていた二日間。
抱えきれないほどのものをもらって帰ってきました。
肩に力が入るほどの緊張感は、あたたかみの看板を見て 「あぁ 着いた〜」とホッとする。
はやる気持ち、松葉杖にリュック。二等兵並みの出で立ちで歩く歩く。
光のシャワーがお出迎え。
そう ここは本当に奇跡みたいな写真が撮れる場所。
自転車が2台。二人のいる合図。 ここにピンク色の自転車が並べば はまちゃんがいる合図。
洋裁教室とSEWING TABLE COFFEEの間には大きな桜の木があって、
陽射しが強くても、葉っぱが心地よい木陰を作ってくれる。
空を見上げると、桜を中心にいくつかの葉の形が相まっていて、
風が吹けば、そよそよとダンスをしているみたいに揺れる。
蚊取り線香のにおいも心地よく、ここは天国だなぁ・・なんて、
体中の力が抜けて、私たちはずっとフニャフニャしていたような気がする。
コロコロ転がる声でたくさんおしゃべりをする。
「のんちゃん ここ出っ張ってて危ないで〜 気ぃつけや〜」と、 ずっと気にとめてくれて、
優しさ満開で、本当に泣きそうになった。
何より、切り絵の展示をすぐに控えているのに 二日間たっぷりと・・
側にいてくれて、ご飯の準備もしてくれて 私たち、こんなにも人に優しくなれるかな。
優しくなりたいな。としみじみ思った。
たまけんさんとたまちゃんご夫婦が日々営んでいるSEWING TABLE COFFEEは、
その日々の中に色んなものが詰まっていて、 それは楽しいことばかりじゃなくたって、
なんでも愉快にしてしまう力があるんだってこと。
肌で感じることができた二日間。
最後の夜は、SEWING TABLE COFFEEを囲む愉快な仲間の皆さんが集ってくれて、
優子先生も一緒に、夜ご飯を原っぱで頂く。
まるで外国にいるみたいに美しいテーブルセッティング。
けど、「落ち」を持ち合わせていない凸凹夫婦は、ひたすら真面目に答えたりして、
お笑い好き魂を奮えず、あんもうーー悔しい。と思う。
ブラザーさん はまちゃん・七重さん・ねーやん・のぶさん・たまちゃん
みんなの名前と顔が一致して、本当に嬉しかった。
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どこをどう切り取っても絵になる美しい場所は、写真を撮る手がとまりません。
ハマちゃんが実家から届いたというものすごく粒の大きなぶどうをおすそわけ頂いた。
ものすごく大きいの。そしてものすごく美味しくて、こんなの初めて。
スッと、お皿に盛って出してくれた たまちゃん。 親戚の家にいるみたいに温かい。
二日目の朝は、黒猫ちゃんが道案内。
相変わらず松葉杖にリュックの二等兵は颯爽とカフェに向うのであります。
何気ないシーン。きれいだなぁ。
私たちは、たまけんさんとたまちゃんの働く空気を感じていたくて
スタートの時間に合わせて、ホテルから星ヶ丘に向った。
たまちゃんは今日のケーキの準備。とても美しい姿だった。
たまけんさんは、裏からひょっこり顔をのぞかせて、
「おはようございますぅー」と。ニコリ。
念願だった、たまけんさんともたくさん話しができて、本当に嬉しかった。
凸凹夫婦、たまけんさんも大好きになった。
http://instagram.com/soseasew
入り口にこんなにも美しい案内。 心の込め方にふれるとこっちもふるえる。
やっちゃんは、今までの中で、一番素晴らしい裁縫時間を過ごした。
嬉しさがこみ上げてとまらなかった….
本物の植物かと思うと、はまちゃんの切り出した植物。
息が吹き込まれたみたいに、風に揺れていた。
優子先生が撮りためてくれた心の宿った写真たちは それはそれは美しかった・・
このとても大きな写真集の装丁をしたのは製本家のマイマイこと坂本真衣子さん。
ぴっちりと綺麗な装丁には、マイマイの苦労と楽しみが詰まっていて感激しきり。
大きな写真集には、それぞれ千夏さんとヤンがタッセルを作った。
木漏れ日と共にファブリックキャンプのコーナー。
千夏さんの作った本は、どこかの国のアンティークの見本帳の様。
みんなが、たくさん服を着てくれて、持ち帰ってくれた。
足りなくなって、オーダーまで頂けた。まさかの嬉しさだった。
サイフォンコーヒーに大好きなアントースト。今日はロールケーキ。
ちょこんとお花を添えてくれる心遣い。
そして、あらためて、たまちゃんの器たちが美しくて美しくて、それも美味しさ。
夜の原っぱご飯の後、もう一杯、コーヒーを入れてくれるおもてなし。
えゆうさんが持って来た音楽祭の写真をみんなで見ながらワイワイ。
園長先生の瞬速のタブレット使いにツッコミ止まず。 笑
たまけんさんの世界でひとつの船。 朝から聞こえたトンカンの音。大切すぎるもの。
ありがとう ありがとう ありがとう またあう日まで。
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