トンビ vs 夫 第3回戦

こんなに早く
皆様に、「トンビvs夫」の戦いを
ご報告できるとは・・・

それは、静かなる第3回戦でした。

雪の降った前日、

「今日さーお昼食べようとしたら
パァーン!! とすごい音がしてね」

「うん」

「なんだか、まるでピストルで何か撃ったみたいな
音なんだよね。」

「えぇー!!」

「それで慌てて外を見てみたの
そしたら、カラスよりも大きいような鳥が
ヨレヨレで飛んでいくのが見えたんだよね。
こんな風にー!」
(傾いだ形で羽ばたく様子を真似する夫) 

「うっそーん。 何それぇー」 
(と言いつつ トンビじゃないの?と心で呟く妻)

「でさぁ、誰かがライフルで鳥を撃ってるのかと思って
慌てて玄関閉めにいったのさ。」

(え? 玄関閉めに・・?)
(この街中で ライフルで誰が?) 妻 さらなる心の声

「それで、もう一度 窓見たら
白ーく何かの跡がついててどうも、鳥の形なんだよ。
その時、ちょうど、俺
パン食べようとしてたんだけどさぁ」

「・・・・・・・・(まさか?)」 

「それ、トンビが外から家の中を狙ったってこと!!???」
 

「・・・・・・どうも、そうみたいなんだよねぇ・・」

二人、うっすら笑いつつ 沈黙。

「どんだけ狙われてるの?」 

「ねぇ・・」

二人、さらに静かに うすら笑い。

家の中にいても狙われた 夫 ヤン。 

トンビとしては未遂に終わり、さらに
ダメージを受ける始末の第3回戦。

翌朝、雪の残る庭を見ようと
カーテンを開けると

窓には 激しく鳥の跡が。
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あきらかに トンビらしき・・
結構オイリィーなのね。あなたったら。

夫よ、トンビに チップでも埋め込まれたか・・
夫よ、無事でいてくれ。

願う妻であった。