2014.8.13 新芽

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父と母が最後に住んでいた家で二人が買った「真実の木」
(正式な名前をすぐ忘れてしまう)
父が逝った後に、母がとても大事にしていて、今は私の所にやってきている。
真鶴に連れてきてからも、伸び伸びと元気だったのだけれど、
梅雨の頃に突然 一気に元気がなくなってしまって慌てふためいた。
幹もだいぶ太くなって鉢が狭そうだったし、これは植え替えなければと
大きな陶器の鉢を買ってきて2mほどもある木を
よいしょと表に出して とにもかくにも素人ながら植え替えをしてみた。
この荒療治で大丈夫かと、しだれきった葉を見ながら、ごめんね。という
気持ちでいっぱいだった。
朝、起きると、しんなりの葉っぱを撫でながら元気になれよ ガンバレよと
心で呟きながら祈る気持ちで過ごしていた。
木はじっと痛みに耐える人のように、静かにたっていた。
3週間もした頃、やっと新しい葉が空を向きはじめ、
峠を越えて、持ちこたえて元気になってくれたようだった。
このところは、力強さも感じられるようになってきて
古くて葉先の黄色くなってしまった部分を少しずつハサミでカットしはじめ
身なりを整えてあげるように 手をかけていた。
ふと、根本に目をやると
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小さな芽が・・・

新しい命を生んでくれていた。
お盆の朝に、いきなはからい。
サンキュー サンキュー。 今宵は久々に一杯ね。
あれもこれも、積もる話をね。