収穫!そして飲む。

大家さんの梅の木は
それはそれはもう、たわわに実がなります。

6月の始めに、ポトポト落ちる梅の実を見て、いてもたってもいられなくなったので、
「あのー梅をー」とお声をかけたら「どうぞ どうぞ」と。
そういう時の行動は早いなー。 うちの夫婦は。

2種類の梅の木。
ひとつは大粒でたわわな感じ。 ひとつは小粒。
さぁ どっち! もちろん万便なくね。両方とも。
Picked_ume
収穫時はこの笑顔。
玄関前農園にて。首巻きタオル必須。

父が使っていた梯子が何かと役に立つ場面も多いです。

後日、大家さんの方では、親戚の方など繰り出して、
収穫祭り的な賑わいで、梅をもぎました。
私は、お勝手口に呼ばれ、「梅もっていきなさいよー」とさらに頂きまして。

Ume
こんな具合に、蜂蜜漬けとリカーで2種 漬け込みました。
蜂蜜は、今年はアカシヤの蜜でやってみましたが、品のいいお味。(右隣 すでに半分に・・)

リカーはフルーツ酒用のものにしました。
美味しい のですが、
アルコール度のパンチが・・

今日は酔いたいわぁ。 という時にも さして酔わせてくれません。

先日お会いした女性とそんな話をしていたら、氷砂糖を入れずに、甘口の焼酎で漬けるといいわよ。とご教授頂きましたので、来年はそうしよう。と息巻いております。

Hydrangea
燻し銀の色合いになってきた庭の紫陽花。
これまた美しいですな。
蝉の鳴き声を聞きながら、今夜は一杯。梅雨明けに乾杯。

※ 
昨日会った従兄弟の大学生の息子が
「まじ、ヤンくんてレゲエっすよね」(風貌のみ)と言っていたけれど
この写真、レゲエミュージシャン、故郷に帰る。みたいな、
まじ、そんな感じっすね。

エレノア ガリアさんとの暖かな時間

夢を見ていたようなのですが偶然にもお店に立ち寄ってくれたEleanor。
その日、ヤンがお昼ご飯を買いに出た後 私は、奥のストックでごそごそと整理を。
お店に人の気配がしたので、ヤンが戻ってきたんだな。と思っていたら
そうでもなさそう。
慌てて店内に戻ると「Hi」とはにかんだ笑顔の女性が。
スカーフをキュとかぶり、ストールをサラリと纏ったエスニックな雰囲気の良さにわぁ素敵。 と心で呟きました。
聞けば、「仕事で来て、今日着いたばかりなのよ。時差ぼけで眠いわ。」と。
お店のものや、雰囲気をとても気に入って下さってとりわけ、オリジナルのチュニックに気持ちを寄せて下さいました。
試着をした頂いたら、もう鼓動が激しくなってしまうほど素敵で・・
Eleanor5
普段はそんなお願いは失礼かと思ってしないのですが、
あまりに、柔らかで素敵な雰囲気に思わず、写真を撮らせてほしい。と言ってしまいました。
Eleanorは、「今日は日本に着いたばかりで、疲れた顔だし恥ずかしいわー。 明日、またゆっくりお店も見たいし
写真もその時に撮りましょうよ。」と。
翌日は定休日。
でも、こんな機会は滅多にありませんので、
時間を合わせて、お店にお迎えすることにしました。
簡単な約束でしたから、もしかしたら、お忙しくて来て頂けないかな。と
思いましたが、お店で待っていると、「Hi, 仏陀を見てきたわ」と
また、一段と美しいEleanorがお店に入って来られました。
「写真を撮りましょう。」と彼女の方から声をかけてくれまるで夢を見ているような時間を過ごしました。
チュニックを着たEleanorは「どこで撮る? お店の中? 外で撮る?」と
どんどん、提案をしてくれ、
撮影によさそうなものは、さらりとディスプレイを変えてそのスタイリングの素晴らしさや、小気味よいスピード感にただただ、私達はフワフワとしながらEleanorの写真を撮り続けました。
Eleanor1
Eleanor4
Eleanor8
Eleanor6
撮影が終わった後、イギリスでのお仕事の話やご自分で作ったハーブを調合したエッセンスを下さったり貴重な旅の最中に、たくさんの時間を割いて下さいました。
Eleanorのお仕事を知れば知るほど、なんて素晴らしい方との時間を過ごしたのだろう・・とあの時間は、まるで夢だったのじゃないだろうか と
思うのです。
別れる時は、少し目頭が熱くなってしまった私にハグとキスをしてくれました。
母の介護や日常の忙しさに凝り固まっていた心が緩やかに溶け出して、今思い出しても、心が温かくなるほど。
何か不思議な力をもらえたようで・・・
翌日、お店に行くと、
隣のお店の女の子が「これを預かりました」とグリーンのツタがリボンになったEleanorからのメモを持ってきて下さいました。
そこには、自分の仕事を日本語でプリントしたものと「とてもラブリィな午後でした。God blees you」のメッセージが。
わざわざ、鎌倉を旅立つ前に、またお店に寄って下さったのでした。
今思えば、Eleanorは、ただ美しいという外見的なものではなく、もっと、心に響く美しさをお持ちだったと思うのです。
自然と人との関わりを大事にしてそれをハーブ療法士という生業にされているのですからきっと、彼女の中にたくさんのパワーと暖かさが溢れているのだと思います。
Eleanor3
来年また会いましょうね。 と言って下さいました。
出逢えたことに、心から感謝し、少しそのパワーを分けて頂けたことを感じています。
大切なことを、また教えて頂けた暖かな時間でした。

穴だらけの修復

2009/6/29
ぽつぽつと穴のあいた、でも愛おしい古いコットンシャツ達。

少しずつ、修復作業を始めました。
目標は 一日一枚。

穴に残っている織り目をすくいとって、縦と横にまた新たなコットン糸を縫い込んでゆく..。
店頭に少しずつ並べてまいります。
今日も一枚、仕上がりました。

リハビリ成功

咲いた咲いた。
蘭を育てる日が来ようとは思いませんでしたが
叔母から6年前にもらった蘭(ホームランという名前)と母が育てている胡蝶蘭が見事に咲いてくれました。

蘭のように主張の強い花は、「らしくない」と思っていたのですが・・・
咲いてくれると、驚くほど長いことその美しさを見せ続けてくれるので、芯のある強さと健気さを感じます。
ありがとねぇ という気持ちになります。

只今、胡蝶蘭は8輪の花をつけ、満開です。
ありがたや。 ありがたや。

美味しい街角「LONG TRACK FOODS」

2009年4月29日投稿
馬詰さんと岡尾さん、お仲間たちとの食材屋さんがオープンとなりました。

お店と家との間、自転車で通る道すがらに ペンキを塗ったりせっせと作業をしている様子を見ながら、オープンの日を待ちわびていました。

言うまでもなく、センスの良いお二人。
どんなものを販売するのか、どんなお店になるのか、
お楽しみは先にとっておいて・・ 

さぁオープンの日、
お店の前は賑やかな空気で溢れていて、
新しくオープンのお店なのに、
不思議と昔からある食材屋さんが改装オープンしたような錯覚に陥りました。

きっと、それはお店の真ん中におかれていた無骨な冷蔵庫と、
その中に まるでずっと昔から売られていたような風貌のデリたちが並んでいたからかもしれません。

真新しい無垢の床に白い清潔感のある壁、
全て新しいのに、冷蔵庫の古めかしくどっしりとした存在感は、
おじいちゃんのやってきた食材屋さんを引き継いだようにも思えたのでした。

ウチに帰ってから食べようと思っていたスパイシービーンズは、
我慢ならずにお店に持っていってからパンにはさんで。

美味しいものを食べた時、
「うんっまー」と目を見開いて、ただただヘラヘラと笑ってしまうのが私達の常なのですが、やっぱり今回も、
「うんっまー」→ ヘラヘラ なのでした。

海へ行く道すがらに、こんな美味しいお店ができたことが嬉しくて。
何よりもお二人の人柄が大好きな私達は、「こんにちわー」と会えることも嬉しくて。

そうか、お店ってこんなにも住んでいる人には影響のあるものなんだな。と思ったら、
自分たちのお店もそうならくては、と、少しお尻がムズムズするのでした。

※写真はタコライスにピクルスのせて・・
このピクルスがまた、とんでもなく「うんっまー」で、サラダのようにモリモリ頂けます。
お夕飯時の暗い写真で色が悪いですが・・ 実物はとてもとても美しい色合いのピクルスです。