スクランプシャスで使用している素材たち
戯言やニュースレターのアーカイブ
こんな風に、ウィルスに人間が脅かされる日々がやってくるとは、誰もが思わなかったことと思いますが..
近づくな・ふれあうな と言われても、人はぬくもりがないと、どんどん冷えていきますね..。
それでも、直接ふれあえなくとも、言葉はとても力があるなと、頂くメールからぬくもっている私達です。
せめて、直接ハグもできない この日々に、言葉を今まで以上に大切にして、じわりじわりと世界中に温かな気が溢れていけば・・ そうして、みんなでウィルスをやっつけたいですね。
そうなりますように..。
みなさま、お元気でしょうか?
通常運転に戻られている方や、大きく変わってしまった方や・・ 様々な状況でお過ごしのことと思います。
私達も、このまま、スクランプシャスはどうなっていくのだろう・・と考えることもありますが、今はできるだけのことをしていくしかないのだと言いきかせて一歩ずつ前を向いています。
ご縁を見つけて、往復10時間のドライブをして、洋裁工房さんへ足を運んでみました。
大量生産の道を選ばず、縮小をしてでも よいものを作っていこうと考えられた工房さんには、今まで、どこにも首を縦に振って頂けなかったスタンダードチュニックに挑戦して頂けることとなりました。
この10年の間、探し続けても見つけられなかった手縫い工程のある 面倒な縫製を個人のお針子さんではなく、工房さんにして頂けることになったのは、とても大きなことでした。
新たな専門的なミシンも使ってみることになりました。
やれるだけのことをやっていこう・・ と、上を向いて行こうと思います。
大変な思いをされているみなさま、一歩を進めますよう..
お体を大切に歩いていけますよう.. 共に頑張れますよう エイエイオー!(古いけれど👊をにぎって空高く!!.. 元気でます)
また、笑顔でお会いできます日まで..
2018年1月15日の投稿
今回、雑貨のページでご紹介している針山は、全て手作りです。
毎夜、食事が終わると床の上にあぐらをかき、実演販売さながらに、作り続けるヒョロナガなヤンです。
その姿は、異国カオスな街の風景に紛れこんでしまった職人のようでもあり・・・
観察側のこちらは 臨場感を演出するために アイチューンでオリエンタルミュージックを探して、かけてみます。
そして エヘラエヘラと笑い続けていると、
「ちょっとぉー やめてくれない」と言われたりしますが・・
その言葉にわずかながら笑いが混じっていれば、もう少し鳴らし続けて大丈夫。
ムム、そろそろ真面目に注意されそうだぞ..の頃合いを見てフェードアウト・・。
このタイミング神技。 怒らせないうちに・・ !
そんな私のいたづらにもめげず、せっせとこしらえ続けました。
女房の私が言うのもなんですが、素材・中綿に使っているたてがみまで 大切に選び、心のこもったひと針ずつの手作りです。
お届けした後も、ずっと末永く可愛がって頂けると嬉しく思います。
ちょうど一年ほど前、真鶴の紹介をする撮影をしているので、中山さんたちの取材をさせて頂けませんか?」と、映像作家の松平さんから初めてお電話を頂きました。
熱心なお声に 一度お話を伺おうとお会いし丁寧に絵コンテなども携えて説明下さった松平さんの思いに私達も思い出作りをさせて頂こうと思いました。
そのとき、すでに松平さんは 真鶴に半分住み込むような形で取材、撮影を続けているところでした。
少しお話しただけで、取材内容が本になってしまうこの頃ですが 松平さんは、そこに暮らす人と寝食共にし、漁船に乗り.. 深いところの思いまで 親身に話を聞いてくれて はじめて映像作品に落とし込んでいかれました。 半年ほど 取材に時間をかけられたそうです。
そして、ご本人は ついにこの春から真鶴で暮らし始めるそうで.. それが 私達にとっても とても嬉しいことになりました。
この真鶴半島というところには 人にも原風景というものがあるとしたら、 なぜだか懐かしく涙が ふとこぼれるような 小さなシアワセが、いつも側にあります。
それは、生まれてくる前から人に備わっている大事なことで.. つい忘れてしまうようなことかもしれません。
松平さんは、そういった奥の方まで 映像にして下さっているように感じます。
ご紹介する映像は、いくつかある中の 柔らかな歌と一緒に 流れていくディレクターズバージョンです。